そこらへんにいるアラサーのつぶやき。

口も悪いし酒癖も悪い。でも根はまじめ。日々学び。

音の快・不快は人それぞれ。

なんと、明日、
人生初のリモート飲み会に参加す可能性が浮上してきた。
 
やばい。
これは非常に試されている。
 
そう、金曜の夜から週末の戦いは始まっている。
いかに土日を有意義に過ごせるかはこの金曜18:00以降に
かかっていると言っても過言ではない。
 
ここでサクッと参加できるフットワークの軽さを見せつけるか、
(どうせ暇だし)
読書やPrimeDriveでも見て仕事疲れを癒しつつのんびりするか、
まさに己の内なる想いに耳を傾けるべき案件である。
 
参加メンバーはよく飲みに行く気の知れた同僚4人。
もはや友達のような感覚で飲める布陣で
この点は特に問題はない。
 
しかし私には、とても懸念していることが1つ。
 
咀嚼音である。
 
マイクが音声を拾っている環境下で物を食らい、液体を飲み込む。
これはもうすごいことである。
そのすべてのサウンドはインターネットの荒波を越え、
はるか遠くの皆様に余すことなく伝えられる。
 
最近は【ASMR】という、
揚げ物のサクサクっとした軽やかな咀嚼音などを録音した
動画投稿が流行っているらしい。
 
そのことでもよくわかる。
そう、人類とは元来、咀嚼音に敏感なのである。
 
まだ私が入社2年目あたりの頃だろうか。
突如としてランチミーティングなるものが開催された。
先輩方が忙しく、その時間帯しかタイミングが合わず
みな昼食を持参して会議室に集った。
 
私はその日、たまたま家から持参したお弁当だった。
中身は不覚にも、
 
 
コーンフレークだった。
 
しかも、withヨーグルトだった。
牛乳と比べ水分量が少ないのでフヤけにくく
触感を楽しめる上に腹持ちもいい気がする。
 
私は戦慄した。
 
 
自分よりも年上の男性社員が多い、
この緊迫した話し合いの場において、
 
 
・・・・ザクザク言ってはいけない
 
まずい、まずすぎる。
 
どれだけ気を付けてゆっくり咀嚼しても、ザクッ♪
口に含む量を少なくしてみても、ザクッ♪
ザクッザクッ ザクザクザクザクザクザク♪♪♪
 
 
心なしか、斜め前に座っている課長が
私のスプーンを握りしめた右手を見ている。
 
これは、、もはや咀嚼数を減らすしかない。
私は3回ほど噛んだらすぐに飲み込むことにした。
当然のごとく3回程度ではまだまだ元気に原型をとどめているコーンフレークは
喉をえぐるようにして食道を通過していくようだった。
 
 
そんな苦くも淡い思い出が脳裏を駆け抜け、私は思った。
咀嚼音は危険なのである。
別に自分はそこまで人の咀嚼音に敏感なわけではないのに、
人様に自分の咀嚼音を聞かせるのは憚られるのである。
 
ただでさえ気になるのに、
わざわざマイクで拾われるだと?
 
これではつまみは柔らかいものに限られてしまう。
旦那が丹精込めてぬか床にぶちこんだ、
きゅうりの漬物はとてもじゃないけど出番がない・・・
 
どうするべきか。。
頭が割れそうだ。。。
 
 
 
・・・ハッ
ヒントは突然舞い降りた。
 
 
 
咀嚼するときはミュートにすればいい。