リモート勤務で集中力を保つためにやっていること
家とはいわば、巣なのである。
自分の所有する9割9分の品物がこの中に保持されているし、
愛する旦那もこの家に生息しているし、
食事を作るにも体を洗うにも排泄するにも、
もう何もかもがこの家の中で完結するのである。
昔の写真も、好きな漫画も、汚れた網戸も、温かいお風呂も、冷蔵庫も、
なーーーーんでもござれ。
いきなり読みふけることも、掃除したくてうずうずすることも、
ちょっとリラックスすることも、口寂しくて何かを探し求めることも
30歩くらいの範疇で事足りる。
その環境下で何かしらの作業に集中し続けるとは、
それすなわち至難の業と言わざるを得ない。
時間忘れるほど熱中できるような、
趣味的なものとか好きなことはその領域を脱してると思うんです。
でもです、私のように民間企業に勤めて生計を立ててる人間からしたら
1日8時間の労働の義務を果たさなければならない。
どんなテンションであろうと体にムチ打ち、
アウトプットをしないと評価はされないし、
仕事は全然待ってくれない。
そこで私がどんな風に集中をキープしようとしているか、
ちょっとだけまとめる。(別に大したことはしていない。)
タイムアタック制にする
1アタック25分+休憩5分=合計30分を1サイクルとする。
どうやら1アタックを33分33秒にする法則もあるらしいけど、
誤差だろってことで好きに設定していいと思う。
私は1時間にぴったり2サイクル収まる25+5のパティーンがすきだ。
そして、私の相棒であるこのミニタイマーをかけて作業を開始。
25分経ったら、中途半端だろうとノッてようと
とにかく停止して休憩に突入する。
人間の脳は、途中で終わっているものを「終了させたい」と感じる習性があるらしい。
足りないものを補完したくなるのだろうか。
この性質を使うことで、休憩後も高い集中力を維持できると何かで学んだ。
実際やってみて、確かに効果はある。
「このサイクル内にここまで終わらせたい!」と張り切れるのと、
休憩が近いとわかっているから、途中で別の事するのを抑止できる。
TO DOリストをつくる
死ぬほど当たり前じゃん、っていう内容だけども、
少しだけ工夫していることがある。
それは、
① 行動の粒度を細かくすることを意識して書き出す
② その行動の所要時間を前述のサイクルで見積もっておく
①については、以前やりがちだったんだけども
「〇〇の資料作る」のように書いてしまうこと。
こうすると、ズルズル時間がかかる。
理由は、この資料を作るために何をするべきか不明瞭だから。
プレゼンで知らないことは語れないように、
仕事もボヤっとしている要素があると途端に効率が悪くなる。
なので、ゴールが〇〇という資料を作ることであれば
「資料作成に必要な素材(アイコンや画像)を探す」
「資料の骨子を作る」
「目次▲▲に関するスライドを作る ×目次の項目分」
「上司にレビューしてもらう時間を抑える」
プロセスを細かく書き出し、1つずつ潰していけば勝手にできてるように仕向ける。
②は、書き出したアクションがどれくらいの時間かかりそうか
ある程度見積もっておく。これも当たり前の話かもしれないけど、
私の場合はサイクル単位で見積もるようにしている。
たとえば、
「資料作成に必要な素材(アイコンや画像)を探す」→ 1サイクル(約30分)
「資料の骨子を作る」→ 4サイクル(約2時間)
こんな感じ。
この通りに事が進むとすがすがしい。
逆に想定以上に時間がかかる場合は、けっこう悔しい。
見積もり以上の時間がかかるのはたいてい、
行動の粒度が荒かったか・見積もりが荒かったか・スキルが低いかのどれか。
見直しも必要。
立って仕事する
座ってると健康にもよくないと聞いたことがある。
立っている方が、アイデアが出やすいとも聞いたことがある。
なので物は試しってことで、小さめの折り畳みデスクを本棚の上に置き
立ち仕事している。
足腰がしんどいから片足重心になりやすいけども…(別問題)
眠くはならない。慣れてくればわりとイイカンジ。
定期的にストレッチする
これぞ在宅の醍醐味。寝転がってストレッチしても何の問題もない。
床の汚れも、人の目も、服も、何もかも考慮しなくていい。最高。
体ほぐすとなんとなくスッキリするんだけども、
私はコンクリートのように体が硬い超合金な女なので(材質が適当すぎる)
もっぱらストレッチポールの上に仰向けで寝転がることしかしない。
ヨガ的な動きは全然できないけれど、
ストレッチポールは肩こり解消になかなかの威力があるので
この相棒さえいてくれれば慢性肩こりも気持ちよくほぐれる。
・・・とはいえ、
集中力ってものは自分の意志で保ち続けるのはやはり酷で
なんにも手につきませんケド?っていうお手上げな時もある。
そんな時は、いったん狭いベランダに出て、
わずかながらに空と日光を感じ、お茶を飲み、背伸びする。
そして自分応援歌プレイリストから、その日の気分で曲をチョイスして聴く。
8時間の間にあれもこれも効率よくできたら天晴だけど、
ことの濃淡はどうあれ自分の命が8時間縮まったことには変わりない。
だから、焦ったり不安になったりしながら働くのは本来避けたい。
いい気分とまで言わなくとも、自分のペースでいいから、
やれること愚直にやろう、という安定したマインドで働くことを目指してる。