そこらへんにいるアラサーのつぶやき。

口も悪いし酒癖も悪い。でも根はまじめ。日々学び。

瓦版!!!!って結構おちゃめ!!!

最近、新聞読んでないなー。

出社してた時は行きにコンビニで日経買ったりしてたんだけど

自粛してからもっぱらWEBニュースに頼ってしまってる。

日経電子版とろうかな。。

 

さてさて、江戸時代の新聞と言えば。

何やら紙の束を抱えている人に群がる町民…

もはやバーゲンセールさながらひったくる勢いで

「こっちにも1枚ちょうだい!」とつかみ取る。

 

彼らの戦利品は『瓦版』

当時は『読売』『辻売り』『一枚刷り』と呼ばれ、

新聞というよりは大衆雑誌の性格が強かったよう。

 

しかしこの瓦版には、2種類ある。

1つは、夕方ごろに鳴り物を率いて派手に登場し

歌うようにゴシップネタを売りさばく系セールスマン。

 

杉浦日向子さん著の『お江戸でござる』によると

三つ目の人魚が越中湾に出た

というとんでもない大法螺が書いてあるんだとか。

 

しかも頭1メートル、全身で10メートル

(一応10頭身のスラッとバディ)

脇のところに目が3つあり

顔面とあわせて5つ目。

 

どう考えたって嘘だし、

どうせ嘘つくならもっとまともな創作しろと言いたくなる。。。

しかし、それは江戸っ子だって百も承知。

「瓦版は話三分」と、騙されることさえ楽しむ気風があったそう。

笑えることは笑って楽しもう!というスピリッツ。

飲み行く前にネタとして買っていくんだとか。

すばらしいよ、もし私だったら

週刊誌買ってこんな記事書いてあったら

 

即刻破り捨てるけどww

 

脇に目が3つとか絶妙に気持ち悪くて

考えただけで鳥肌立ちそうDEATH。

 

ささいなことで楽しもうとする、江戸っ子の気概が尊い

 

そして一方、こちらの方が瓦版としては一般的なのが

顔を隠した二人組で、地味~~~~に売る系セールスマン。

 

内容は時事ネタが多く、信ぴょう性は高いけれども

正規の出版物ではないため幕府の取り締まりも厳しかった。

岡っ引きと呼ばれる、チクり屋的存在にバレないよう

常に二人組で回りを警戒しながら売っていたらしい。

ジャーナリスト魂を感じる。

 

御政道に対し批判的な内容を書こうものなら、

罰せられるリスクが高いので

印刷して配る代わりに「筆写」でパパっと販売しました。

1枚の原稿をみんなで書き写して、読んだら捨てる。

購入側も処罰の対象になるので、すぐ燃やすんだとか。

言論の自由が制限されている・・・。

江戸幕府は威厳がないと成り立たない側面もあったので

お上の情報統制はかなり厳しかったんでしょう。。

 

記録が現存する最初の瓦版は、

1615年発行の『大坂安部之合戦図』と『大坂卯年図』

書いてるのはもちろんあのビッグニュース。

 

大坂夏の陣

 

江戸の創設者 徳川家康

豊臣秀吉の遺児 秀頼とその母 淀殿を討ち、

豊臣家を滅ぼした内戦。

 

どちらも、幕府側の圧勝&徳川の世が訪れたことを

世間に知らしめる役割を担ったのです。

 

私、個人的に大坂の陣はすごく好きな戦で

ドラマチックなものを感じずにはいられないのだけど

実は完全に豊臣派。

 

江戸も大好きなので徳川様には感謝しているのですが…

のちに新選組とか幕府側の組織に心酔するので言いにくいんだけども。

 

それでも、大坂の陣は、大坂方が好き。

(大事なことなので2回言う)

 

又兵衛・・・ 重成・・・ 幸村・・・

この辺の武将が好きすぎて、

一時期ずっと調べてたんだけど

旦那以外の男の尻をこんな必死においかけて

いったい自分は何やってるだろう、とたまに冷静になり申す。

 

いやでも私が基本的に胸を熱くする殿方って

だいたい故人だから安心でしょ。。

どう頑張ったって間違いが起こらないようになってます。