そこらへんにいるアラサーのつぶやき。

口も悪いし酒癖も悪い。でも根はまじめ。日々学び。

その情報、伝えるときに自分の印象も操作されてます。

頑張って運動して、汗ダックダクになったら

1日の成果としてそれを旦那に見せびらかしたいわけ。

でも心なしか、毎回旦那が目を晒すというか

若干嫌そうなのが気になってたのでついに聞いてみたところ

 

普通、汗って人に見せるものじゃない…

 

って…  小声で。

 

ちょっと待て!!!!

がんばった分褒めてほしい3歳児おつむ嫁の相手しろ!!!!!

 

とあやうくシャウトしそうでしたが、

まぁ確かに汗見せつけてきたら冷静に意味わからんわな 

と我に返り、心落ち着かせ風呂に入り候。

 

そして、最近『影響力の武器』という分厚い本を読んでるのだけど

なかなか話題の本らしくて、面白い。

メンタリストDaiGoさんが紹介してたから興味本位で買っただけで、

何を得られる本なのかタイトルからイマイチぴんと来ず

長めの積読期間を経ての着読(?)。

平たく言うと、

人が自覚していない物事へのリアクションをパターン化して、

「なぜ人は動かされるのか」を体系的にまとめた心理学の本。

 

今日読んでた個所で印象に残ったのが、

「悪い知らせを伝えるものは疎まれる」というもの。
 
例えば、洪水や台風のようなひどい天災が起きた時、
それを伝えた天気予報士に怒りの矛先が向くらしい。
実際にアメリカでは、「大雨を降らせた」という主張で
天気予報士が街中でいきなり叩かれたり、暴言を吐かれた事例があるそう。
 
肝心なのは、その諸悪の根源たるは伝達者じゃないってこと。
当たり前だけど天気予報士が意図して台風を起こしたわけじゃないし
誰もがそれを理解できるはずにもかかわらず、
単なる『伝て手』に対して感情が向けられる。
 
古代ペルシャでは、戦争の結果を伝える勅使が
勝利を伝えれば英雄扱いで豪勢にもてなされる一方、
敗北を伝えればその場で殺されたって。
 
うっわ、理不尽~・・・
 
これ、仕事で重大な過失に気付いてしまった時に
言い出しにくかったり、先方に伝えるの嫌だなぁってのと
おんなじだよね。
ミスした張本人じゃないってわかってても、
目の前で説明してる人に小言の一つも言いたくなるでしょ?
だから営業っていやだなぁって思ったりしてたわ。笑
バックエンドの不具合なのに、顧客説明する営業がぼろくそに
言われるわけで。。 そーゆうのも仕事のうち。
 
逆を言えば、良いニュースを伝えれば
その人の印象はよくなると言える。
 
広告で好感度の高い女優やタレントを起用するのはまさにそれで
その人の望ましい特性を製品にも付加することが狙い。
だから企業は自社製品に何千万、何億っていう巨額の広告費をつっこむ。
 
そして、伝え手がスキャンダルを起こせば
自社製品へ負の影響がつくことを避けるため即刻打ち止めする。
これは確かに、問題になったタレントが紹介している製品の
不買活動とか見るに明らか。。
 
前職の同期が、学生時代に化粧品の成分?かなんか
研究していたらしくて
 
100円ショップのファンデーションと
3000円で売ってるファンデーションは
成分一緒。
 
と話してくれて、衝撃受けた覚えがある。
ふざけんな同じものをこれだけの価格差で販売するなら
広告費削減しろ!!と思たことがあったけど
言われてみれば「100円ショップで売っている」ということに
少なからず『安かろう悪かろう』の印象があるので
肌に悪そうだなぁと購入に至らなかったのは事実だ。
 
その点、石原さとみさんや北川景子さんが
美肌を惜しみなく見せつける広告の効果たるや。
もう脳内でドーパミンが湧いて出てるのがわかる。
 
さらには、自己啓発本とかコラムとかで
「成功したければ成功者と付き合え」とよく言われているけど、
情報の質や量が変わるからそういわれてるのかと思ってた。
出回る情報は上流の成功者にしゃぶりつくされたもので
一般人が耳にする頃には情報価値が下がっているから
情報の鮮度を高めることが目的なのかと。
 
でも、実際には成功者と同じ属性だとみなされることによって、
チャンスが増えるということが示唆されてたのかもしれない。
 
成功者が伝え手で、製品がじぶん。
影響力がある人と付き合いがある=たぶんこの人もすごい
っていう心理が働くんだと思われ。
ようは印象操作なんだけど、
大概その効果に人は気付いていないらしい。
 
例えば車の広告で、
①容姿が美しいモデルも写っているパンフレット
②車だけが写っているパンフレット
この異なる2種類を用意する。
 
①を見た被験者は、車の性能・高級感・魅力等の項目で
②を見た被験者よりも高得点を付ける傾向があったらしい。
面白いのが後で①の被験者に聞いてみると
美しい女性の存在が自分の判断に影響を及ぼしたとは
誰も考えていなかった。
 
私は思った。
今日の学びを実生活で実施するのであれば
人にポジティブなニュースをたくさん伝えよう
と。
 
その人が好んでいる話題・趣味など知っていれば
それに関連する明るいニュースをアイスブレークに持ち出す。
「〇〇の好きなチーム、昨日白星あげていたね」とか
「▲▲が好きな歌手、昨日オリコンチャートでBEST5入ってたよ!」とか。
 
人間関係に小細工とかテクニックとかは卑怯。
今までそんな風に感じていたけれど、
人とより良い関係を築くための努力やおもてなしは
推奨されるべきだと思う。
最近はそんな風に考え方をシフトチェンジした。
 
「なぜか人に好かれるアイツ」
「人たらしなあの子」
 
遠目に見ながらうらやむよりは、
自分も人といいお付き合いをするために
できることをする。
 
”自称コミュ障” ”人付き合いコンプレックス”を脱するのだ!