そこらへんにいるアラサーのつぶやき。

口も悪いし酒癖も悪い。でも根はまじめ。日々学び。

歳の差婚って驚かれるけど、結構いいと思うんだよねぇ~

わたしたち夫婦は13歳(学年でいうと12)離れていて

結婚したときは結構いろんなリアクションがあった。

 

「話合うの?」「ジェネレーションギャップないの?」という

単純な疑問から、

 

「まだ選べる年齢なのになんでそんな年上にしたの?」

(結婚した当時は20代だった)

「親の介護が始まったら次は旦那の介護だよ」

「旦那が60で定年したら、誰が生活支えるの?50代で働きに出るの?」

「これから子供ができても、旦那さんの歳じゃつらいんじゃない」

といった辛辣なご意見もいただいた。

 

そりゃ、私も正直なところ少しは不安があった。

どう考えても私より先に旦那に老いが現れるだろうから

そうなっても男性として見れるのか?

同世代や若い男性に魅力を感じてしまわないか?

 

子どもは3人授かったら嬉しいけど(自分が3兄弟なので)

旦那の年齢を考えると、いいとこ2人かなぁ…とか。

 

「若さがあり、長く働けて、子育ての体力もある、

年下男子と結婚するのが勝ち組」と露骨に言われたこともある。

 

友達の言うことも一理あるなぁとは思った。

(その子も旦那さんと少し年が離れていたから、

実体験として思うところがあったんだろうし悪気はなさそう)

 

それで言うと、アラサーで13歳上と結婚する私は

初戦で一発K.O.並みの大敗北をしてるのだろうか?

 

答えは、否である。

 

結婚してもうすぐ丸4年だけど、毎日楽しく過ごしているし

今もほんとうに大好きで、この人が旦那でよかったと心底思う。

なので、自分が思う年の差婚の良さを考えてみた。

 

年の功はやはり偉大。人生の経験値で家庭の戦力アップ。

今までの人生でどんな経験をしてきたのかは違って当たり前なので、

伴侶を得るということは二人分の生きる知恵や経験を持つことだと思う。

その中で、共通しているターニングポイントというかステージというか

七五三・学校の入学・卒業・成人式みたいな

ある程度誰しもが既定路線で通るものは旦那が先に経験している。

 

『社会人生活』というくくりで言えば同じことしてるんだけど、

必然的に旦那の方が歴は長い。

自分がフレッシュな気持ちで臨んでいる管理職という立場も、

旦那からしたら13年前にすでに経験済み。

今の私の悩みも「あ~そんなこと自分もあったよね」ってレベルで

処理できるケースが多々あるんじゃなかろうか。

 

身近なところに人生の先輩がいるというのは恵まれている。

もちろん環境の違いとか考慮すれば

旦那のアドバイスすべてが有効というわけではないけれど、

自分を俯瞰してみてくれる存在は強い味方。

 

割り切ってるので喧嘩になりにくい。

お互いが口に出して言ったことはないけど、

なんとなく【歳の差ゆえの節度】みたいなのがある。

無意識に「歳離れてるんだからここまでは甘えていいよな~」と

好き勝手やっている自分もいるしw

「歳離れてるんだから(言ってしまえば自分より子供)

ある程度は大目に見てやるか」って気持ちを旦那も持っているかも。

(・・・持っていなかったらつらい。)

 

性格や相性もあるので一概には言えないものの、

同世代より比較的マウントを取りあわずに

ゆるゆるとバランスを取れているような気がする。

 

あとは指摘された問題点に対しての見解だけど、

ジェネレーションギャップというものは大した問題じゃない。

昔の懐かし話を共有できないなら、

いま一緒に見てる・体験している同じものを共有すればいい。

好きなお笑い芸人とか、お気に入りのレストランとか。

 

子どもの頃見てたテレビとか流行ってたものとか

お互いに別に共有できなくても支障ないタイプなんだな、たぶん。

そもそもテレビっ子の旦那に対し、私はそんなにテレビ見ないし、

同世代であっても実は一緒になつかしむことができる共通の話題は

多くないかもしれない。

 

あと13も離れてると、「自分の時はこーゆうのがあってね」と

まったく新しいものとして話を聞けるので

純粋に「そうなんだぁ」と受け入れられるし、

むしろ、自分と違う世代の話も聞けてわりと楽しい。

得した気分になる。

これ、年上の男性と話すときもちょっと話題について行けたり

職場の付き合いや顧客対応など、仕事上で少し役に立っていたりする。

 

あ、最後に、

私は友達に「親の次は旦那の介護」と言われたのを

入籍前に正直に旦那に話したことがあって。

「こんなこと言われたけど、いつまでも元気でいてほしいよ」って

ニュアンスで伝えたつもりだったけど

後日旦那んちのテーブルに介護保険のパンフレットが載っていて。

ふたりの間の不安を少しでもなくそうとする姿勢を行動で示してくれて、

すごく真摯に向き合ってくれているんだと感動した。

その時に、年齢っていうか、こんな風に相手に寄り添ってくれるかどうかが

人生のパートナーとして重要なことだと再認識できた出来事。

いまでも鮮明に覚えています。

確かアフラックだったかな・・・。

 

先に逝くとかどうとかは、

人間いつ死ぬかわからないから考えても仕方ないし。

一緒に生きている時間をめいっぱい大事にすることの方が重要。

むしろ、私が先に死んで旦那を1人残すくらいなら、看取りたい気持ちの方が強い。

その時は、子供も巣立った、長寿を全うしたジジババであってほしい。

 

なんで、自分的には歳の差婚そんなにわるくないっすよ。